聖書とは?キリストや神との関係をやさしく解説【入門ガイド】
「聖書ってキリストの話でしょ?」「宗教の本ってむずかしそう…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は聖書は、ただの“昔の本”ではなく、神と人との長〜い対話の記録なんです。
今回は、学校では教わらないけど世界中で読まれている「聖書」について、
やさしく・わかりやすく紹介してみます!
【1】聖書は「ひとつの本」じゃない?
まず意外に思われるかもしれませんが、**聖書って“1冊”ではなく“図書館のようなもの”**なんです。
全部で66冊(※宗派によって違いあり)からなる本の集合体で、
- 📕 旧約聖書(きゅうやくせいしょ)
- 📗 新約聖書(しんやくせいしょ)
に分かれています。
【2】旧約聖書は“神との約束の物語”

旧約は、ユダヤ教の聖典としても知られていて、
- 天地創造(この世界のはじまり)
- ノアの箱舟
- モーセの十戒
など、聞いたことがあるような話もたくさん出てきます。
テーマは「神と人間との契約」。
何度も失敗する人間に対して、それでも導こうとする神の姿が描かれています。
【3】新約聖書は“愛とゆるし”のメッセージ
一方、新約聖書の主人公は――イエス・キリスト。

彼は「神の子」とされ、自ら人の世界に生まれ、弱い人や悩んでいる人たちと向き合い、愛とゆるしを説きました。
人類のために命をささげ、3日後に復活したという出来事は、キリスト教の中心となる物語です。
【4】現代にたとえると…?
聖書って、ちょっとむずかしく感じるかもしれませんが、今風に言えばこんな感じかもしれません。
聖書のパート | たとえ |
---|---|
旧約聖書 | 世界の“社史”と“ルールブック” |
新約聖書 | カリスマ創業者の息子が現れて「愛と行動」を説くドキュメンタリー |
【5】だから今、知ってみたい
「宗教に興味がある」というよりも、**“人と神の物語”**としての聖書を知ると、世界の見え方がちょっと変わるかもしれません。
例えば、
- 正義ってなんだろう?
- 本当にゆるすってどういうこと?
- 世界の人が信じているものって?
そんなことを考えるきっかけになる本でもあるのです。
【まとめ】

聖書は、たしかに古くからある本です。
でもそこには、2000年以上も語りつがれてきた人間の問いと、神からの答えがつまっています。
むずかしければ、まずは物語として読んでみてもOK。
あなたにとっての「はじめの一歩」になりますように。