ギリシャ神話②:『ティタノマキア』With柴犬
~前回までのあらすじ~
宇宙が誕生する前、世界は混沌(カオス)に包まれていました。やがて、大地の女神ガイアと天空の神ウラノスが生まれ、この二人から強力な神々であるティターン神族が誕生しました。
ガイアとウラノスの子であるクロノスは、父ウラノスを裏切り、自らが支配者となりました。しかし、クロノスは自分の子供たちに王座を奪われることを恐れ、生まれてくる子供を次々と飲み込んでしまいます。しかし、末の子ゼウスだけは母の策略で助けられました。
ゼウスは成長すると、クロノスを打ち倒し、兄弟姉妹を解放してオリンポス神々として新しい時代を築こうとしました。しかし、古い神々であるティターン神族はこの新しい秩序に反発し、ゼウス率いるオリンポス神々に戦いを挑むことを決意します。
そして、神々とティターン神族の壮大な戦い「ティタノマキア」が幕を開けるのです…。
ティタノマキア With柴犬
ゼウスがクロノスを打ち倒し、オリンポス神々の時代が始まった。
しかし、古き神々であるティターン神族はこの新しい秩序に反発し、ゼウスに戦いを挑んだ。
ゼウスは兄弟姉妹と共に、ティターン神族との戦いに向けて準備を整えた。大地は揺れ、天が裂けるような戦いの始まりが近づいていた。
ティターン神族の中でも、アトラスはその強大な力でゼウスたちを圧倒した。彼の力は山々をも動かすと噂された。
ゼウスは雷を手に取り、天空からティターン神族に向かってそれを投げつけた。雷は空を裂き、大地を焼き尽くした。
しかし、ティターン神族も黙ってはいなかった。彼らは巨大な岩や武器を持ち、オリンポス神々に反撃した。
激しい戦いの末、ゼウスとその兄弟姉妹はティターン神族を打ち破った。大地は静まり返り、戦いは終わった。
敗北したティターン神族の一部は地下深くに閉じ込められ、アトラスは天を支える罰を受けた。こうして、新しい時代が訪れた。
まとめると・・・・
ティタノマキア
ゼウスが父クロノスを倒し、オリンポス神々の時代が始まろうとしていました。しかし、旧支配者であるティターン神族はこれに反発し、ゼウス率いるオリンポス神々に戦いを挑みます。この壮大な戦争は「ティタノマキア」と呼ばれます。
オリンポス神々はゼウスの雷やポセイドンの大津波、ハデスの冥界の力を駆使し、激しい戦いを繰り広げました。一方、ティターン神族もアトラスをはじめとする強力な神々が、圧倒的な力で抵抗します。
戦争は何年にもわたり続きましたが、最終的にゼウス率いるオリンポス神々が勝利を収めました。ティターン神族は地下のタルタロスに封印され、アトラスは天を永遠に支える罰を受けました。
こうして、新しい時代が始まり、オリンポスの神々が世界を支配することとなったのです。