三つの忠告(Los Tres Consejos)スペインに伝わる教訓のような民話(現代版も有り)
最近バトル系のお話しが多かったせいか、なんか民話が恋しくなるよね~
スペインのお金よりも大事なことを教えてくれる「三つの忠告」というお話しがありますね。
・・・( ゚Д゚) なんで今それを出す!?忠告なのか!?
というわけで今回は
人生において何が本当に価値があるのかを教えてくれるスペインの美しい民話、「三つの忠告」です。
三つの忠告(Los Tres Consejos)スペインに伝わる教訓のような民話
昔、スペインの小さな村にとても貧しい農夫がいました。彼には家族がいましたが、あまりに貧しい生活を送っていたため、何とかして家族を養わなければならないと強く思っていました。そこで、彼は村を出て遠く離れた街で仕事を探し、長い年月をかけて忠実に働きました。
働き者で誠実だったため、主人からとても信頼され、家族を支えられるほどの報酬が積み重なりました。
ついに故郷に戻る日が来て、主人は彼に尋ねました。
「今までの報酬を一度に渡すか、それともお金の代わりに『三つの忠告』を与えよう。好きな方を選んでよい。」
農夫は迷いましたが、しばらく考えた末、「三つの忠告」を選ぶことにしました。
彼は知恵が後々に役立つだろうと感じたのです。
主人の帽子が気になって仕方ないww
主人から与えられた三つの忠告は次の通りでした
「近道を選ばず、安全な道を進みなさい」
「他人のことに首を突っ込まないようにしなさい」
「何かを急いで決断する前に、一晩考えるようにしなさい」
農夫はこれらの忠告を胸に刻み、帰り道でそれぞれの忠告が役立つ場面に遭遇することになります。
主人は大きな長いパンも渡しました。
「忠告をよく守るんだ。嬉しいことがあったら、このパンを割りなさいね」
とパンを受け取りました。男は深々と礼を言い、故郷への帰路につきました。
デカいってw(´・ω・`)
帰り道に、彼はある村で人に尋ねます。ある人が「近道があるが少し危険だ」と教えてくれました。急いで帰りたい農夫は心が揺れましたが、
「近道を選ばず、安全な道を進みなさい」
という忠告を思い出し、安全な道を選びました。
後で知ったことですが、近道には盗賊が潜んでおり、通りかかる者を襲っていました。忠告のおかげで難を逃れることができたのです。
旅の途中、農夫は激しい争いの声を聞きました。ある家で大声で罵り合う声が聞こえてきて、争いの内容が気になりました。
しかし、「他人のことに首を突っ込まないようにしなさい」という忠告を思い出し、無視してその場を去ることにしました。
後で知りましたが、もし首を突っ込んでいたら、自分も巻き込まれて無実の罪を着せられるところでした。
ついに農夫は自分の家に辿り着きますが、家の中を覗くと、自分の妻が見知らぬ若い男と一緒に座っているのを見てしまいます。怒りと嫉妬でいっぱいになった農夫は思わず飛び込んでしまいそうになりますが、最後の忠告を思い出します。
「急いで決断する前に、一晩考えなさい」と。
そこで農夫は冷静になるために一晩外で過ごし、翌朝家に戻ります。
よく話を聞いてみると、若い男は遠く離れていた間に成長した息子であることがわかりました。
彼は安心し、忠告のおかげで大きな後悔をせずに済みました。
息子の成長と再会に喜んだ男は、主人からもらったパンを割りました。すると中から大量の金貨が出てきました。
この物語は、知恵と忍耐、そして冷静な判断が人生を成功へと導くという教訓を伝えています。
農夫が選んだ「三つの忠告」は、金銭よりも価値のあるものであり、彼に幸せな未来をもたらしたのです。
フォーッ!!( ゚Д゚)・・・主人公よ老いすぎだろ!ww
三つの忠告の解釈
三つの忠告を意味とともにまとめると・・・
「近道を選ばず、安全な道を進みなさい」
急いで帰りたい気持ちがあっても、危険な道を選ばず、確実な道を進むことの重要さを説く忠告です。
「他人のことに首を突っ込まないようにしなさい」
自分に関係のない他人の問題に巻き込まれることなく、自分の道をしっかりと進むようにするための教えです。
「何かを急いで決断する前に、一晩考えるようにしなさい」
急いで判断すると大きな間違いを犯す可能性があるため、冷静に一晩考えることの大切さを説いています。
そして・・・素直で正直な人が幸せになれるんですね(*‘∀‘)
ここで現代版ですすめてみましょう。現代を生きる知恵としてお役立てください。
またか!( ゚Д゚) 信じてるよ!!(/・ω・)/
三つの忠告現代版(日本)
25歳のサラリーマン、宗太は地方出身で、大学を卒業して東京に引っ越し、現在は都内のIT企業で働いています。収入も少なく、実家にいる両親への仕送りもしなければならないため、いつも金銭的に苦しい生活をしています。仕事は地道に頑張っているものの、昇進の見込みも薄く、毎日の残業とストレスで疲れ果てていました。
泣いてるじゃんよー( ゚Д゚)家帰って休むんだー( ゚Д゚)
ある日、宗太は上司の田中部長から呼び出されます。田中部長は宗太を評価しており、忠実に仕事をこなしてきた彼を信頼していました。
部長は宗太にこう言います。
「今までの働きのご褒美として、ボーナスを現金で一度に受け取るか、それともお金の代わりに3つの忠告を与えよう。どちらでも好きな方を選んでいいぞ。」
宗太は一瞬迷いますが、田中部長の真剣な表情を見て、最終的に「3つの忠告」を選ぶことにしました。田中部長は彼に3つの忠告を伝えます:
「簡単に儲かる話には気をつけろ」
(詐欺やリスクの高い投資話には関わらないこと)
「他人のトラブルには巻き込まれるな」
(SNSや職場での問題に余計な首を突っ込まず、自分を守ること)
「大きな決断は一晩寝かせてから行え」
(焦らず、冷静に考える余裕を持つこと)
宗太はこの忠告を心に刻み、仕事終わりに帰路につきました。
なんじゃこりゃ( ゚Д゚)笑 めっちゃOKサインw
1. 「簡単に儲かる話」
電車で帰る途中、宗太は学生時代の友人である大輔から連絡を受けます。久しぶりに会った大輔は「すぐに稼げる投資の話がある」と話し、急いでお金を振り込むように勧めてきます。
宗太は一瞬「これで楽になれるかも」と思いましたが、最初の忠告を思い出し「簡単に儲かる話には気をつけろ」と断ることにしました。
数週間後、その投資話が実は詐欺で、多くの人が被害に遭っていたことが判明しました。宗太は忠告のおかげで危うく難を逃れることができました。
投資系詐欺( ゚Д゚)笑
2. 「他人のトラブルには巻き込まれるな」
ある日、宗太がSNSをチェックしていると、同僚の由紀がネットで他人との激しい口論に巻き込まれているのを見つけました。由紀は「宗太も味方になって助けてほしい」と言ってきます。
宗太は迷いましたが、「他人のトラブルには巻き込まれるな」という忠告を思い出し、無理に関わらないようにしました。
後日、SNSでのトラブルがエスカレートし、由紀は会社にまでトラブルを持ち込んでしまい、上司から注意を受けていました。宗太は忠告に従ったことで、職場でのトラブルからも守られました。
3. 「大きな決断は一晩寝かせてから行え」
やっとのことで家に帰り、宗太が疲れ果てて寝ようとした矢先、彼女の玲奈から「話がある」と連絡が入りました。
画面を見ると、彼女の隣には知らない男性が映っています。怒りと嫉妬で頭がいっぱいになった宗太は、すぐに電話をかけようとしましたが、最後の忠告を思い出しました。
「大きな決断は一晩寝かせてから行え。」彼はその場で何もせず、冷静になろうと一晩考えました。
いやいやいや!これは怪しいって!!近いって(笑)(´・ω・`)
翌朝、改めて話を聞くと、その男性は玲奈の幼馴染で、ちょうど久々に再会していたことが分かり、誤解が解けました。焦って決断しなかったことで、信頼と愛情がさらに深まったのです。
え~なんか怪しいwでも見ないふりも大事だよねw( ー`дー´)キリッ
宗太は、忠告を守ったことで得た知恵と経験が何よりも大きな報酬であると感じ、幸せな未来を築いていくことができました。
現代においても、冷静な判断、トラブル回避、そして短期的な利益に囚われない知恵は重要です。この「三つの忠告」の物語は、成功だけでなく、人生での賢明な選択と忍耐が幸福をもたらすことを教えてくれます。
・・・うん。確かに言いたい事も分かるし、現代版にしたらこんな感じだよねって思うけど・・・
あの恋人の幼馴染は怪しいってww
少しでも何かのヒントになれば幸いです。
でもこの3つの忠告は結構大事なことですよね。
ではまた。