サンダルフォンとは?「エル」が付かない天使の正体をやさしく解説

天使といえば、名前の最後に「~エル」が付くことが多い。
ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエル――。

ところが。

天使を調べていると、突然あらわれる“例外”がいます。
サンダルフォン(Sandalphon)
……エル付いてない。

この時点で、ちょっと気になりますよね。
なぜサンダルフォンは「~エル」が付かないのか?

サンダルフォンとは何者なのか?
名前の意味がまさかの「サンダル」なのか?(※かなり近い)

この記事では、天使の中でも独特すぎる存在、
サンダルフォンの正体をわかりやすく解説します。

サンダルフォンは「~エル」が付かない天使

ChatGPT-Image-2026年1月17日-00_34_08-1024x683 サンダルフォンとは?「エル」が付かない天使の正体をやさしく解説

結論から言うと、サンダルフォンには

  • -el(神) が入っていません。

つまり「神の○○」形式の名前ではない、ということです。

この時点で、サンダルフォンは天使名の中でもかなり特別。
今回の「なぜ天使には~エルが付くの?」というテーマにおいて、
まさに王道をひっくり返す存在です。

では、なぜ付かないのでしょうか。


サンダルフォンとは何者?一言でいうと「祈りを天に届ける天使」

サンダルフォンは、多くの伝承で次のように語られます。

  • 人々の祈りを集めて天に届ける
  • 賛美(音楽)の天使
  • 祈りの声を“形”にして神へ運ぶ存在

つまり、サンダルフォンは

祈りの配送係

みたいな役割を持つ天使です。

ただし「雑用」ではなく、ここが重要で、
祈りを届けるというのは、とんでもなく重大な役目でもあります。

なぜなら祈りとは、人間の世界から神へ向けて投げられる、
唯一の“橋”だからです。

サンダルフォンは、その橋を繋ぐ存在なのです。


サンダルフォンはメタトロンと対になる天使

サンダルフォンは単独で語られることもありますが、
有名なのはやはりこの関係です。

メタトロン(Metatron)

ChatGPT-Image-2026年1月17日-00_47_51-1024x683 サンダルフォンとは?「エル」が付かない天使の正体をやさしく解説

「天使の頂点」「神の書記」とも呼ばれる存在。
そして、伝承では

サンダルフォンとメタトロンは対になっている

とされることがあります。

イメージとしてはこうです。

  • メタトロン:神の側(高天)に近い天使
  • サンダルフォン:人の側(地上)に近い天使

この2人(2柱)がいることで、

「上」と「下」
「神」と「人」
「天上」と「地上」

が一本の線で結ばれる。

この構図がかっこよすぎて、サンダルフォンは人気があるのです。


ここが本題:なぜサンダルフォンは「~エル」が付かないのか?

天使名に「~エル」が付く理由は、ざっくり言えば

天使が「神に属する役職」だから

でした。

ミカエル=神のような者は誰か?
ガブリエル=神は我が力
ラファエル=神は癒す

……みたいに、“神の名”が入る。

ところがサンダルフォンは違います。

サンダルフォンには伝承上、しばしば次の扱いがあるからです。


サンダルフォンは「元・人間」だった?(預言者エリヤ伝承)

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サンダルフォンは、一部の伝承でこう語られます。

元々は人間であり、のちに天使になった

その代表格が、

旧約の預言者エリヤ(Elijah)

エリヤが天に上げられ、天使サンダルフォンになった――
という説です。

つまりサンダルフォンは

「神が創った役職天使」ではなく、
物語の流れの中で生まれた特殊個体

という扱いになりやすい。

だから、名前も「○○エル」ではなく、
固有名詞として独立した名になった――

と考えるとスッキリします。


名前の意味が衝撃:「サンダル」由来って本当?

サンダルフォン(Sandalphon)という名前を見た瞬間、誰もがこう思います。

「……サンダル? 履物の?」

たしかに語感が強すぎます。
でも結論から言うと、サンダルフォンの語源が“サンダル(履物)”だという説は定説ではありません。

むしろ、宗教・天使研究の解説では、別の語源が有力とされています。

よく挙げられるのは次のような説です。

  • ヘブライ語の宗教用語に由来する説(儀礼や誕生に関係する語から来たとする見方)
  • 「同胞(兄弟)」を意味する語から来た説(メタトロンとの“対”の関係と結びつけやすい)

つまり、サンダルフォンの名前は
「履物のサンダル」そのものというより、古い言語の音や意味が、たまたま現代日本語の“サンダル”に似てしまった可能性が高いんですね。

それでも面白いのは、サンダルフォンの役割が「地上の祈りを拾い、天へ届ける天使」だという点です。

天上の天使なのに、どこか地に足のついた存在。
名前からして地上っぽい――というのは、偶然にしては出来すぎています。

だからこそサンダルフォンは、天使の中でも少し異色で、
人間の世界に近い天使として語られてきたのかもしれません。


サンダルフォンは「最も高い天使」でもある?

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サンダルフォンにはもうひとつ、面白い伝承があります。

それが、

天使の中で最も背が高い

という説。

とてつもない高さを持ち、
天から地まで届く巨人のような天使として描かれる場合もあります。

これも象徴的です。

サンダルフォンは、地上の祈りを拾い、天へ届ける。
つまり「上」と「下」を繋ぐ存在です。

その役割を“身長”で表現した伝承だと思うと、かなり美しい。


まとめ:サンダルフォンは例外だからこそ魅力的

サンダルフォンは、天使の中でも非常に異色です。

  • -el(神)が名前に付かない
  • 祈り・音楽を司る
  • メタトロンと対になる
  • 元・人間(エリヤ)由来の伝承がある
  • 名前の由来が「地上っぽい(サンダル系)」のが面白い

天使名の王道は「○○エル」ですが、
サンダルフォンはそこから外れる例外。

しかし、例外というのはいつも物語を生みます。

そしてサンダルフォンは、その例外であるがゆえに――
どこか人間に近い天使として、今も語り継がれているのかもしれません。

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