ライオンとネズミ|小さな力が大きな助けになるイソップ寓話の教訓
森の王といえば、強くて誰にも従わないライオン。
そのライオンが、ある日 自分よりはるかに小さな動物に命を助けられることになります。
イソップ寓話「ライオンとネズミ」は、
弱い者を見下してはいけない
小さな力でも誰かを助けられる
という大切な教訓を、ユーモラスなやりとりを通して教えてくれるお話です。
読み終えたあと、きっと心が少しあたたかくなります。
ライオンとネズミ

広い森の中。
王者のライオンが木陰で昼寝をしていました。
そこへ、小さなネズミがうっかり足元を走り抜けます。
ライオンは目を覚まし、怒りでネズミを捕まえました。
「つい踏んでしまったのです!
どうか命だけは助けてください。
きっといつか、お返しします!」

ライオンは鼻で笑います。
「お前のような小さな者に、
何ができるというのだ?」
それでも気まぐれに、ネズミを逃がしてやりました。
数日後。
森に響いたのは、ライオンの苦しむ叫びでした。

狩人の罠にかかり、
太い縄に絡め取られていたのです。
「ぐうぅぅ・・・これまでか・・・」
そこへ、あのネズミが駆けつけました。
「今こそお返しするときです!」

ネズミは小さな体に大きな勇気をもって、小さな歯で縄をガジガジと噛み切り、
やがてライオンは自由の身になりました。
助けられたライオンは、
目線を低くして言いました。
「小さくても、友であることに変わりはない。ありがとう。」

二匹は静かに笑い合いました。
教訓
- 弱き者を侮るな
- 善意は巡り、思わぬ形で返ってくる
イソップ寓話が伝える大切なメッセージです。

最高な二人ですね。
コラム:イソップ寓話とは?
「ライオンとネズミ」は、古代ギリシアで語られた寓話(ぐうわ)の一つです。
作者とされるイソップ(Aesop)は、紀元前6世紀ごろに実在したと伝えられる人物。奴隷の身分でしたが、鋭い観察力と語りの力で多くの人々を魅了しました。動物たちの行動を通して、人間の性格や生き方の教訓を伝える物語は「イソップ寓話」として今も世界中で愛されています。









