世界の有名な悪魔一覧20選|神話・宗教に登場する悪魔の名前と特徴を解説
世界の神話や宗教には、人間を誘惑したり、災厄をもたらしたりする悪魔や魔神が数多く登場します。
キリスト教の堕天使、ソロモン72柱の悪魔、民間伝承の悪霊など、その姿や性格はさまざまです。
この記事では、神話・宗教・伝説に登場する世界的に有名な悪魔20体を一覧で紹介します。
※さらに詳しい解説を、悪魔名にリンクでご用意しています。よろしければ是非。
1 ルシファー(Lucifer)
ルシファーはキリスト教に登場する最も有名な堕天使です。
「光をもたらす者」という意味の名前を持ち、かつては神に仕える美しい天使でした。しかし神に反逆したことで天界を追放され、堕天使となったとされています。
多くの伝承では、悪魔の王・サタンと同一視されることもあります。
2 ベルゼブブ(Beelzebub)
ベルゼブブは**「蠅の王」**として知られる悪魔です。
もともとは古代中東の神でしたが、後にキリスト教では悪魔として扱われるようになりました。
中世の悪魔学では、ベルゼブブはルシファーに次ぐ地獄の高位の悪魔とされています。
3 アスモデウス(Asmodeus)
アスモデウスは**七つの大罪「色欲」**を司る悪魔です。
ユダヤ教の文献「トビト記」にも登場し、人間の恋愛や結婚を妨害する悪魔として知られています。
中世ヨーロッパでは、ソロモン王に封印されたソロモン72柱の悪魔の一柱としても有名です。
4 レヴィアタン(Leviathan)
レヴィアタンは旧約聖書に登場する巨大な海の怪物です。
蛇やドラゴンのような姿で描かれ、混沌や破壊の象徴とされています。
後の悪魔学では、レヴィアタンは**七つの大罪「嫉妬」**を象徴する悪魔ともされました。
5 ベルフェゴール(Belphegor)
ベルフェゴールは怠惰を司る悪魔とされています。
人間に富や発明を与える代わりに、堕落へ導く存在として描かれます。
伝承では、トイレに座る奇妙な姿で描かれることもあります。
6 リリス(Lilith)
リリスはユダヤの伝承に登場する女性の悪魔です。
伝説では、リリスはアダムの最初の妻だったともいわれています。
彼女は神に従うことを拒み、エデンの園を去ったとされます。
後の伝承では、夜に現れ子供をさらう悪霊として恐れられました。
7 バフォメット(Baphomet)
バフォメットは山羊の頭を持つ悪魔的存在として有名です。
中世ヨーロッパではテンプル騎士団が崇拝していたと疑われ、異端審問の対象となりました。
現在はオカルトや悪魔学の象徴として知られています。
8 アグラト・バト・マフラト(Agrat bat Mahlat)
アグラト・バト・マフラトは、ユダヤの悪魔伝承に登場する女性の悪魔です。
彼女はリリスと並ぶ四人の女悪魔の一人とされ、夜に現れて人間を惑わせる存在として語られてきました。
伝承によれば、アグラトは多くの悪霊や魔物を率いる女王のような存在であり、
夜の行列を従えて世界をさまようといわれています。
そのため中世のユダヤ民間伝承では、夜の悪霊の女王として恐れられていました。
9 アスタロト(Astaroth)
アスタロトは地獄の大公とされる悪魔です。
過去・現在・未来の知識を人間に授ける能力を持つとされています。
その名前は古代中東の女神「アシュタルテ」に由来するとも考えられています。
10 マモン(Mammon)
マモンは富と強欲の象徴とされる存在です。
聖書では、富を崇拝することを戒める文脈で登場します。
後の悪魔学では、マモンは金銭欲を司る悪魔とされました。
11 ベリアル(Belial)
ベリアルは旧約聖書にも登場する邪悪な存在です。
堕落や不道徳を象徴する悪魔として描かれます。
ソロモン72柱の悪魔の中でも非常に強力な悪魔とされています。
12 モロク(Moloch)
モロクは古代中東の神で、後に悪魔とされました。
古代の伝承では、子供の生贄を求める神として恐れられていました。
その残酷なイメージから、悪魔の象徴として扱われるようになりました。
13 バアル(Baal)
バアルは古代中東の神に由来する存在で、後の悪魔学ではソロモン72柱の悪魔の筆頭とされています。
「バアル」という言葉は「主」や「王」を意味し、古代カナンでは嵐や豊穣を司る神として崇拝されていました。
しかし一神教の広まりとともに、バアルは異教の神として否定され、やがて悪魔として扱われるようになります。
悪魔学では、バアルは地獄の王の一人とされ、透明になる能力や知恵を授ける力を持つとされています。
14 バラム(Balam)
バラムはソロモン72柱の悪魔の一柱です。
三つの頭を持つ姿で描かれ、過去・現在・未来を見通す力を持つとされています。
15 アンドラス(Andras)
アンドラスは争いを引き起こす悪魔です。
人間同士を対立させ、戦争を引き起こす能力を持つとされています。
16 ベリト(Berith)
ベリトはソロモン72柱の悪魔の一柱で、真実を語る悪魔とされています。
ただし嘘をつくことも多く、扱いには注意が必要だといわれています。
17 パズズ(Pazuzu)
パズズは古代メソポタミア神話に登場する悪霊です。
ライオンの顔、鷲の爪、翼を持つ異様な姿で描かれます。
彼は疫病や災厄をもたらす風の悪魔とされる一方、
より恐ろしい悪霊「ラマシュトゥ」から人間を守る存在とも考えられていました。
このため古代では、パズズの像が護符として使われることもありました。
現代では映画『エクソシスト』に登場する悪魔として広く知られています。
18 ダンタリオン(Dantalion)
ダンタリオンは人間の心を読む能力を持つ悪魔です。
男女の愛情を操る力を持つともされています。
19 アモン(Amon)
アモンはソロモン72柱の悪魔の一柱で、**地獄の侯爵(マルキス)**とされています。
伝承によれば、彼は狼の頭を持つ人間、あるいは蛇の尾を持つ男の姿で現れるといわれています。
アモンは過去や未来を見通す力を持ち、召喚者に真実を教える悪魔とされています。また、人間同士の友情や敵意を操る能力を持つとも伝えられています。
悪魔学の文献『ゴエティア』では、40の軍団を率いる強力な悪魔として記されています。
20 メフィストフェレス(Mephistopheles)
メフィストフェレスはドイツの伝説「ファウスト」に登場する悪魔です。
人間と契約し、魂と引き換えに知識や力を与える存在として描かれています。
悪魔は神話や文化によって姿が変わる

悪魔という存在は、宗教や文化によって意味が異なります。
ある地域では神だった存在が、別の宗教では悪魔として扱われることもあります。
そのため悪魔は単なる恐ろしい存在ではなく、人間の歴史や価値観を映す存在ともいえるでしょう。










